研究関心
主な研究テーマは、衛星と地上の観測から捉える小規模な磁場・電子密度変動と、大気・磁気圏の波動との関係です。
- 磁気リップルと沿磁力線電流:CHAMP・Swarmが観測する微小な磁場変動の分布や特性を調べ、台風・降雨などの下層大気擾乱との関係を検討しています。
- 火山噴火に伴う電離圏変動:2015年Calbuco噴火などを対象に、衛星磁場、GNSS-TEC、地上磁場の観測を比較し、大気波動と電離圏の応答を調べています。
- Pc3脈動とプラズマ圏共鳴:短周期の磁気脈動のスペクトル構造を調べ、噴火・地震や太陽風に関連する変動の特徴を比較しています。
複数の観測を比較する際は、時刻、位置、観測条件、不確実性を確認し、仮説を検討します。
学歴
東北大学理学部物理学科卒業。京都大学大学院理学研究科修了、博士(理学)。
論文・発表
Swarm衛星で観測された磁気リップル、2015年Calbuco噴火時の沿磁力線電流・TEC・地上磁場変動、Pc3脈動などに関する論文に、著者・共著者として参加しています。論文名、著者、掲載年、DOIは業績・発表ページにまとめています。
学会・研究集会では、JpGU、SGEPSS、AGU、EGU、AOGS、IUGG、IAGAなどの発表記録に、筆頭著者・共著者として名前が掲載されています。2014〜2026年の公開記録で確認した演題は65件(学会58件、研究集会7件)です。件数は著者登録のある演題数で、本人の登壇回数とは区別しています(2026年10月確認)。
研究の流れを示す代表的な発表には、以下があります。
- 磁気リップルと下層大気擾乱の関係:JpGU 2017 / PEM22-02(筆頭著者)
- Calbuco噴火時にSwarmが観測した微小磁場変動:SGEPSS 2015 / R005-P12(筆頭著者)
- 地震に伴うPc3脈動と太陽風起源のPc3との共通性:EGU 2026 / EGU26-8566(共著)
全件の題名、著者、日付、出典は、業績・発表ページで学会別に確認できます。
解析と説明で大切にしていること
データの出典、前処理、フィルタ条件を示し、図表から読み取れる範囲を説明します。観測された事実と解釈を分け、ほかの説明も検討できる手順を重視しています。研究上の仮説を、確定した因果関係や予測・警報としては扱いません。
研究活動には生成AIも補助的に取り入れています。生成された情報や提案は原著、データ、実行結果を確かめ、研究上の判断は自身で行います。